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出会いに感謝

今回東京燻製青梅研究所を立ち上げるにあたり、感謝している方々がいます。まずは、全国醤油を探す旅に出た際はメーカー各社の担当者様、ショップのスタッフ様など醤油のことを丁寧に教えてくださった事ホントに勉強させていただき感謝しております。そして燻製器を製作されている武島様、元々技術屋さんで金属加工のスペシャリスト、燻煙を如何に醤油へ送り込むかを研究され、ほんとに素晴らしいお話を聞かせて頂きました。後はこの+KUNのデザインからスタートアップの指導をして下さったデザイン会社デザイアドラインの皆様本当にありがとうございました!私たち東京燻製青梅研究所ではこれからも楽しい、美味しい商品を研究しご提供していきますのでよろしくお願い申し上げます。
燻製第二章へ

④燻製第二章 第二章のスタート❗️ ワクワク、ドキドキを維持しながら直感に従って作業を進めていきました。まずは液体を燻製する装置を作ることでした。その装置の作り方は意外に簡単でYouTubeにも載ってました!近所のカインズホームへ通い詰めまずは燻製装置を完成させました。 改良を重ねた装置は順調に燻煙を液体に送り込むことができました。今度は醤油の選定です。どれがいいのか?調べてみると沢山の種類がある事に気付きました。WEBで購入できるものはごく僅かで、良いと思えば仕事の合間を縫ってその地域へ出向き購入しては燻製する事を繰り返し行いました。経験を積む中で“燻製に向いてるモノ向いてないモノ”がある事に気づき更に良いものを求めて遠方にも出向くようになりました。数えで50ヶ所は巡ったと思いますが、常に心の中には『使った人の美味しい笑顔』が浮かんでいました。無駄な経費も沢山使いましたがやはりリスクを上回るワクワクが湧き出てきたんだと思います。
その瞬間は突然に…

③衝撃的な旨さだった 皆様おはようございます。突然ですが皆さんはこれまで『衝撃を受けた出会い』って何度ありますか?人との出会いや欲しかったもの、プレゼント等人生のさまざまなシーンで忘れられない出来事ってありますよね… 2018年肌寒い季節に私は燻製醤油というものに出会いました。それは同時に私の常識を覆すものでもありました。“え…クンセーショーユ???”醤油って燻製出来るの?液体だよね $£%#€+*$£#?? 頭が混乱したのと『もしかして…Part 2』という可能性を同時に感じたい瞬間でもした。瓶を開けてみるとほんのり桜の香りが鼻周辺に漂って『あ〜クンセー』という感動、そして一滴舌に乗せた時その味わいと鼻の中から二度目の燻製香が舞い戻る感じにまた感動。この旨さに驚き、色んなモノに使ってみました。魚、肉、お惣菜…何にでも合う万能で新ジャンルの調味料!『俺、もしかしたら見つけたかも!』そんなワクワクとドキドキが入り乱れ、『遠い昔に感じたい恋心』に似たなんとも言えない感覚を感じました。一旦諦めかけた燻製の第二章がひょんな事がキッカケでスタートすることとなりました。人が無から有を作る時、その少し手前で衝撃を受けるような出来事と出会う。
燻製豆腐に苦戦…燻製時間連続20時間😱

②燻製とうふ製作(try &error) さくら香房から引き継いだ『燻製とうふ』を作り始めたのが2018年6月頃。一般的に燻製する素材に水分が多すぎると『苦味』が出てしまい美味しくないので燻製を作る際のポイントはしっかり乾燥させる(20%以下)事が大切です。豆腐を燻製する際第一関門が豆腐から水分を抜く事なんです。ご存知の通り豆腐の水分率は60〜70%前後。半日かけ潰れない程度の圧力をかけ、ゆっくり水分を抜いていきます。この工程を豆腐100個同時に出来ないと生産効率上採算が合わなくなってしまいます。そこでまず10個を効率よく水抜きする方法を考え、それを十倍化しようと思いました。そして挑戦する事20回以上、結論…難しかったです。それでも何とか均一に水抜きできるようになり、表面が乾燥したら塩を少し振ってから燻製開始。燻製時間連続20時間…えっ2…20時間ん…?ほぼ燻製器から離れられないじゃん!しかも1時間おきに燻製チップ足すのも大変。 う〜ん手間。会社買ったはいいもののこれは困った。燻製豆腐を作り始めてから約3ヶ月…これは製品化難しいなぁ。原材料の安定供給、衛生管理、一定品質、味、美味しさ、生産効率、価格、保管等…全て揃って製品化が実現します。総合的に判断して諦めざるを得ない状況でした。そして前社長と連絡がつかなくなりました。オーマイガ😍 次回は『旅行先で出会った燻製
もう燻製を始めてから3年だぁ。

開発秘話 ①自己紹介 おはようございます😃 株式会社ふじみや 山際敦己と申します。 日本ハムの監督にあの新庄氏が就任と明るいニュースが流れておりますが… 平素より弊社燻製調味料『+KUNシリーズ』をご愛顧頂き誠にありがとうございます。皆様からの『おいしかったよ』がとても励みになり日々の力に成っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。 さて、表題にございます燻製製品の企画、開発、製品化から販売に至るまでの歩みをお伝えしたいと思います。 私は東京都青梅市出身で、実家が米菓(おせんべい等)の製造販売をしていた関係から幼少期から家業の手伝いを通じて食品製造業が身近な環境でありました。社会人となり金融機関の職員を経験し、2004年に大手通信会社の代理店という形で法人設立、現在も時代の波に揉まれながら毎日業務に励んでおります。そして燻製事業部を立ち上げるきっかけになったのは地元で“燻製とうふ”を製造していたさくら香房(株)の事業譲渡でした。社長が現役を引退するとのことで会社を購入いたしました。 燻製素人の私がどうやって燻製調味料を製品化する事ができたのか?多くの方の助けがあってのことですが… 次回は最初の燻製から燻製とうふを断念するまでをお伝えしたいと思っております。